HAIOKA

伝統的な浮世絵からインスピレーションを得ているという灰岡慎太郎は、近代的なエレクトロニック・ミュージックに独自の日本的な解釈で取り組み、過去と未来、自分の祖国と世界を繋いでいる。彼はデジタルな楽曲に、生の琴やギター、フィールド・レコーディングを加え、優雅でデリケートながら意志の強さを感じさせる音楽に仕上げる。ドイツのレーベルEmerald & Doreenから発表しているEPの数々ではアンビエントからダブステップまで、幅広いスタイルを取り入れているが、そのすべてにおいて原点となる場所がブレることはない。

2004年にエレクトロニックバンド「BREMEN」のメンバーとしてデビュー。SUMMER SONIC、渚音楽祭、HACIENDAなど国内の大型フェスなどに出演。その後バンド「The KAH」のメンバーとしても活動。

2013年よりHAIOKA名義でのソロ活動を開始。ドイツ・ベルリンのレーベル”Emelard&Doreen”よりデビュー。2014年、Red Bull Music Academy に世界40カ国6,000人の応募者の中の60人の参加者に選ばれ、その後SXSW(アメリカ)、Theatreformen(ドイツ)など世界各国の音楽フェスでパフォーマンス。2017年にはドキュメンタリー映画「ZAN -ジュゴンが姿をみせるとき-」の音楽を担当、同映画は世界各国の映画祭に招待され、数々の賞を受賞。

その他、ブランドの企画展示への音楽での空間演出、在シンガポール日本大使館での書道・デジタルアート・音楽の複合展示、横須賀・猿島で開催される芸術祭”SenseIsland”でのパフォーマンスなど。